江戸時代に栄えた吉原遊郭。
花魁・吉原遊郭が舞台のおすすめ本を紹介します。
小説
花魁・吉原遊郭がテーマの小説を紹介します。
『吉原十二月』松井 今朝子
吉原で売られた性格や容姿が異なる幼い2人の少女は、
激しく競り合いながら成長していきます。
厳しい吉原で幸せを掴めるのはどちらなのか、最後まで目が離せない小説です。
『滔々と紅』志坂圭
飢饉の村から人買いによって吉原に入った9歳の少女が、
吉原のしきたりに抗いながらも吉原を生き抜く小説です。
第1回本のサナギ賞優秀賞受賞作。
全5冊。
『吉原御免状』隆 慶一郎
宮本武蔵に育てられた青年剣士が、師の遺言通り、殺気が取り囲む吉原に赴く。
狙われている「神君御免状」とは何か、吉原成立の秘話なども盛り込まれています。
『吉原花魁』
歴史小説や時代小説の名手8人の作家による吉原を彩る女たちの悲哀を描く傑作アンソロジーです。
『甘露梅 新装版 お針子おとせ吉原春秋』宇江佐真理
吉原で住み込みのお針子となった主人公の目に映る、
華やかな遊廓の表裏で繰り広げられる遊女たちの痛切な営みと恋模様、人情劇です。
『花宵道中』宮木あや子
儚く残酷な宿命の中で、自分の道に花咲かせ散っていった遊女たちを描く官能純愛小説です。
第5回「女による女のためのR-18文学賞」大賞と読者賞を同時受賞。
漫画化や安達祐実さん主演でドラマ化もされています。
解説書
吉原遊郭や花魁がテーマの解説書を紹介します。
『図説 吉原事典』
謎が多い吉原遊郭について、細部まで解説されている本です。
340年もの間、吉原が人々を魅了し続けた理由が分かります。
新書
吉原遊郭がテーマの新書を紹介します。
『吉原はスゴイ 江戸文化を育んだ魅惑の遊郭』
江戸人たちの憧れの的だった吉原について、
カラー極彩色の浮世絵や精細な版本を入れて紹介しています。
最後に
江戸時代を代表する文化が栄えた吉原遊郭。
吉原遊郭に関する本でより深く歴史や文化を学んでみてください。
2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう」は吉原で江戸文化の繁栄に貢献した
蔦屋重三郎が主人公です。
蔦屋重三郎に関する本も読んでみてください。
書籍と。